2022/11/14
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タイヤチェンジャーとバランサーについて |
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今日は、タイヤチェンジャーとバランサーについてお話します どちらの機械も、大変重要な要素があります。 まず、タイヤ業界は、タイヤチェンジャーとバランサーはタイヤを仕入れる業者が、無償提供する習慣があり、壊れても仕入先の業者が 修理して、お店は一切の負担はありません 全部業者任せだから、機械のことは良く分からない 業者も自分の所から出荷している、タイヤに合わせて機械を納品するので、良い機械は納品しない、 そこ、そこの作業できるものが主体です。 その分、しっかりと、仕入れタイヤ料金に上乗せされています。 タイヤを他から仕入れさせないためで つまり、携帯の縛りみたいなもんです。 店によっては、持ち込み交換は出来ないようにもなっています。 チャンジャーもバランサーもお店側から指定して 入れることが出来ないわけで、 そこに問題があります。 扁平タイヤやランフラットなどが来ると、対応が出来ないのです 特に扁平率25~35当たりのランフラットタイヤは出来ない お店が多く、 まして21インチ以上は、さらに出来るお店が、少ないのです。 その点、持ち込み専門業者は、機械は、すべて自己負担なので 当店は、初期投資で500万ぐらい掛かりました。商売としては 安い方です。 どんなタイャをやるかで、タイヤ能力に合った機械を選べます。 まず、タイヤチェンジャーは 中国製の物は、まず使用不能です、製品強度がなく、確実にヘッドがゆがみホイルに当たり、傷が付き、弁償の対象になります。 利点は価格が安いこと以外何もありません。 お金を捨てるようなものです。 ノーマルタイヤの交換なら何とか対応できます。 扁平率25~45及びランフラットには太刀打ちできません。 どの辺のタイヤを主にやるかで、機械が変わります 60万以上の機械でないと使えません ノーマルタイヤのみなら安い機械で出来ます ランフラットや28インチ以上をやるのはそれ相当の機械が、必要 タイヤ固定タイプも2種類あり、センター方式とホイルを4か所の 爪で固定するタイプ、 センター固定する場合はホイル等の修正で、ホイルをたたいて 修正すると、センター方式はホイルが、直ぐに変形します。 直すどころか、さらに悪化させます、またホイルがスピーンすると ホイルに傷が付きます、裏組の場合弁償対象です。 さらにバイクのタイヤ交換は出来ません。 それに対して、ホイルを爪で4か所固定するタイプ、しっかり外周 固定するので、上からホイルを、たたいて修正しても ホイルが変形しない、スピーンしてもリムサイドで固定しているので ホイル中央に傷がつかない、バイクタイヤも出来ます。 多少のホイル変形も、叩いて直しても、 さらにホイル変形することがない。 このようにそれぞれの利点と欠点があります。 イタリア製チェンジャーは、扱えるタイヤサイズの幅が広い、 強度と、正確性、安心感が違う、レバレスタイプは不評です。 ビートを引き上げる為、ビートワイヤーが伸びて、 タイや取り付け時に、リムとのマッチングが悪くなり、 バランスがとりにくくなるのと 走行中、エアー圧が弱くなると、ビートワイヤーが伸びて取り付けていると、ホイルとタイヤの密着精度がズレてバランス 不良とエアー漏れになりやすい。(何回バランス取ってもビートワイヤの伸びで、バランス不良になりやすいのと、ビートエアー漏れが発生する) 当店は8インチ~アタッチメントで34インチまで対応できます 扱えるタイヤサイズは広い、ゴーカートのサイズ8インチ~ ハマーの最高サイズ34インチまで しかも、トラックタイヤ8t車迄、出来ます、最強です。 しかも、ホイルに傷がつかない完ぺきマシーンで安心です。 支柱も、上下して幅の広いサイズにも対応剛性が高く、幅275以上は支柱にタイヤが当たり作業出来ませんが、それ以上の幅の広い タイヤもOK 支柱をさらに上に伸ばすことが出来て、2倍の高さまで 問題なく入ります。 何の心配もありません。 ターンテーブルからヘッドまでの距離が半径が 55センチになります。 10トン車と、バスのタイヤは大型チェンジャでしか 対応できませんが、手作業で入れています。 ホイルを固定して、大型用のバール使用して交換しています ホイルが動かないので作業しやすいです。 大型はあまり来ないので、これで十分1本交換15分です。 イタリアではこのマシーンの最新型が出ていますが、 日本では販売していません。 日本の代理店は、阿部テック株式会社ですが、このマシーンは需要が少ないとゆうことで、次から入らないそうです。 関東で数台ほどしか入っていません。 イタリアでは、次の世代のマシーンが発売していて、 必要ならば直引きするしかありません。 横浜ではこのマシーンは1台当店、川崎で1台しか売れていません。 全国でも数が出ないので、メーカの足を引っ張っていますが この最高のマシーンでも、扁平率25の28インチになると機械が停止します。 私の力と両方で入れています、だから、この下の機械では 入れるのがもう無理になります、次も最低このクラスが入れたいのですが、どうなるか不安です。 チェンジャーオイルも2か月に一回補充しないと無くなります。 オイルが切れるとピストンの動きが、引っ掛かるようになり故障の原因になります。 次にバランサーについて バランサーも中国製は同じで、精度がない、キャリブレーション機能がない。 キャリブレーションとは、バランサーは使用している間にバランス感知精度が落ちてきます。 その際に、もう一度、ここがタイヤバランスの確定場所だと、ゆうことを機械に覚えさせる機能です。 特殊工具がいります。 これをやることにより、ずれた、バランス設定位置を修正、 より、正確な測定が出来ます。 つまり、タイヤバランス重量起点を覚えさせる機能です。 測定器はどんなものでも、ずれが生じます、これを是正するのが、 キャリブレーションです。(設定測定用ウエイトと機械の方でキャリブレーション設定機械にモード設定と治具がないと測定できません) バランス測定器の ズレてきた証拠は ウエイト取り付け位置が、定まらずいくら張っても、また反対方向や進行側回転方向に張れと指定してきます、つまり機械の方で特定できていない証拠です。 こうなると正確なバランス測定は出来ません。 当店は6か月に1回、キャリブレーションして測定精度を 上げています。 1年に1回上面のカバーを外して、測定軸の締め直しと軸の水平測定固定ボルトの再設定、してキャリブレーションで、ほとんど元に治ります。 計測するタイヤはある程度バランスの取れた12インチから 14インチのタイヤを取り付けて、計測する。 バランサーの支柱を上下にゆすり、少しでもガタがあれば 正確なバランスはとれません。 本体内部のボルトが緩んでないか、シャフト取り付け部外側のネジのゆるみはないか、シャフト内部固定部のナットのゆるみはないか (上のカバーを外さないとできない)点検すると、どれかにゆるみが あります、そこを直さないと シャフトを上下に振ってガタがある場合は、本体取り付け部のすぐ下のネジのガタシャフトを前後に振ってガタがあったらシャフト内部のガタ(これは上のカバー外して固定部のナットを閉め付けます) 作業前のガタの点検が重要、ここでガタなしにしないと意味ありません、手に感じるガタは最悪です。まずこれを直さないと 仕事は出来ません、ものすごくシビアーな機械です。 一番多いのは、シャフト下の取り付けナットゆるみです まず、取り付けナットを緩めて、シャフトに体重をかけシャフトに 体重掛けて、下のナットを体重掛かった状態で、 締め付けると治ります。 内部ナットのゆるみの時は、シャフトセンサーも、 エアーで吹いて、綺麗にします。 レンズ面がホコリで汚れると、設定場所の誤表示に繋がります。 メーカーに聞いたら今は、この機械80万ぐらいするそうです。 それにバイク用アタッチメントを入れると、さらに20万ほど かかります。 4tまでやるとなると、さらに追加の治具で、お金がかかります。 コアー4t用1個8万円します。 大事に使わないと、中国製は機械のほとんどで、キャリブレーション機能がありません、そんな機械でバランス測定しても 意味がありません。正しく測定できていません。 ズレていても分からない、測定器では、なくなっています。 扱うタイヤ重量も大きなものを購入しましょう、当店は タイヤとホイル総重量カタログ値75キロまで測定できます (過去に80キロも測定出来ました4WD) 安い、バランサーはこの重量値が低く測定エラーになります よくある事例 バランス取って貰っても、90キロ110キロでハンドルがぶれる そこだけブレて後は大丈夫の場合、確実にバランスが狂っています 取り直しましょう。ストレスが解消します。バランスの崩れている 機械でいくら取っても無意味なんです。 外車は0.5g違っても、ブレます、測定し直しです。 設定の狂った機械で、測定しても正しく取れません いくらバランス取ってもハンドルブレる人は、ここに お持ちください、完全にブレ止まります。 やはり、タイヤチェンジャーもバランサーも、イタリア製が一番 精巧で精度も高く日本製はイマイチです。同じ性能ならイタリア製の方が設置場所が狭くて足り、日本製はガタイが大きいし重い。 私は、中国製から始まり、日本製、イタリア製と3世代使いましたが ナンバーワンは、イタリア製で頑丈で正確、小型、これに勝るものはありません。 剛性だけが取り柄、あとは、適当な作りですが、基本はしっかりしています。 耐久性と精度も、もちろんナンバーワンです。価格も安く まず、ホイルに傷がつかない、安定した動作、機械が小型である。 お客様の信頼は、ここではないでしょうか、いい仕事をして、価格を安く、 信頼を勝ち取る黙っていても、お客様は自然に来る 最後に、いい接客ですね。その人の求めるものを 正確に、与えてあげることです。 タイヤ業界に限らず、職人さんの接客は良くありません 態度、応答どれをとっても、安売り店は、いい評判聞きません。 せっかく商売しているのだから、お客様目線で応答しましょう。
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