2022/5/4

中古タイヤのビート切れ

今日は中古タイヤのビート切れについて
タイヤは生物で日日が経つとタイヤ内部の油分が無くなり次第に硬質硬化し
ダダのゴムの塊になります。
 
走行中、しなやかさが無くなり、路面との摩擦が減り、より滑りやすくなります
坂道でトルクがかかるとズルット横滑りしたり、下りの坂道でブレーキングするとズルット滑ります。
このころはタイヤ側面に手のしわのような跡が出てきて
細かなひび割れです、次第に目視でヒビが現れてくると、よりグリップ力は落ちてきます
 
スリップサインが出なくても年数で駄目、走れば溝が無くなり駄目
タイヤの寿命は製造から4年~5年で交換です。
良く持って来るのが、その辺のタイヤでゴムが硬質化していて
扁平率の高いタイヤはいくら側面を逃がしても、引っ張ってタイヤは入れる為
伸びないから、最後にビートが切れて空気が入らなくなります。
装着前に、お客様に、これはビートが切れます
それでも入れますかと聞いて作業しますが、やはり切れます。
本来は捨てるタイヤなのですが、そんなタイヤを売るお店も沢山あります
購入時にはよく注意してください。
 
新品でも中国製は3000円から買えます。
まだこの方が安全です。
安物買いの銭失いになります、1本1000円程度の中古タイヤはほとんど不良品です。
 
基本的には中古は製造から3年以内しかも屋内保管の良かったもので
屋外保管していたタイヤは、傷みが早く
まず装着時に内部油切れでビートが切れます。扁平率の高いタイヤ、スポーツタイヤ、
ランフラットタイヤは特に要注意です。
無駄なお金を使わないように注意してください。
 
タイヤをはがす時はビートは切れにくいですが
入れる時が切れやすいのです。
 
そんな意味で、中古は交換しない、お店が多いのです
お客様とパンクやバーストなどの、トラブルの元になるからです。
 
ビートが切れた時に、お店側が責任取らされますので、やばいです
だから、中古は最初からやらないので一番ですが
当店は確認取ってからしか作業しません。