2023/8/27

水中でのタンクの呼吸と事故防止

私達は、陸上に生活圏がある動物なので
何も考えなくても、自然に体の横隔膜が上下して呼吸していますが
水中に入ると、腹式呼吸が出来ないために自ら呼吸しないと
ガス交換が出来ません
 
呼吸しすぎても、過呼吸になりますし、吸わな過ぎても酸欠
適度な呼吸法が難しいのです。
 
タンクの空気は、ゆっくり吸って、ゆっくりと吐くのが基本
考え事や水中で何かに見とれていたり、心配事があると、空気を吸う行為を忘れて、一気に酸欠で頭が痛く成ったり、
気を失ったりします。
ここが問題なんです。
 
昔ダイビングしていた人も、ついつい、久しぶりにダイビングすると
呼吸を忘れがちになります、耳抜きや、マスククリアーに気を取られ
水中は陸上より体力使います、少しづつ酸欠状態が続くと、
意識の消失や呼吸困難に繋がります。
 
女性の場合は、過呼吸発生によりガス交換不良の発生
年数の開いているダイバーは十分気を付けて
ダイビングすることが肝心です。
不安になったら、すぐ引率のイントラに見てもらうよう
心がけましょう。
 
大きく吸ってゆっくり吐く、苦しくなったら吐くことを優先すると
吸気は自動的に付いて来ますから。
パニック防止と適切な呼吸ですが、水中での
環境の慣れが大きく左右します。
上を向いて呼吸すると、ガス交換がスムーズに行われず
 
上ばかり見て、呼吸すると苦しくなります、
つまり浮上中苦しいのです。
 
陸上で上を向いて呼吸してみてください
呼吸しにくいと思います。
(真上が水面だから、心配で上ばかり見る気持ちは分かります)
 
頭を少し下げると呼吸しやすいので、周囲の確認
ポイントは、時々上を見てゆっくり浮上しましょう
あせると水面ばかり見て、よけいに苦しくなります。