2023/9/17

ドライブシャフトの分割ブーツ交換

皆さん、ドライブシャフトの分割ブーツ交換作業
 
まず、分割ブーツは2種類あり
日立製の、グリーンのブーツと
黒いゴムのタイプMIYACO製
どちらも使えますが、先ず日立製のグリーンのタイプは
 
接着剤を流し込んで、はめ込み、しばらく置いて
発熱シートを載せて、10分間熱着後、グリスを入れ、
スペンサーゴムを左右に入れ、金具で固定する。
この時、片側の車輪は地面設置していた方が
車軸が回転しないので、作業しやすいです
(バンド装着時シャフトが回転しないから、締めやすいです)
勿論上げたタイヤは外して、キャリパーを外したほうが
作業は広くやりやすいよ
インナーリングを入れて装着しますが、差し込み時に
ブーツ接合面の接着が剥がれると、差し込み時に開いてしまい
取り付けできなくなります。
開いたところを、ホチキスで止めるとうまく行きます。
たいがい外側が開きます(針の長い大型ホチキスで1か所留める)
 
また、インナーゴム装着すると、止め金具の位置が合いにくく
締め付けしにくい
別売りの自由調整の出来る止め金具が良い
(付属タイプは始点固定タイプで止めにくい)
装着時、接合部ブーツが割れると、回転時にグリスが漏れます。
中に入れるインナーブーツは絶対切らない(内部グリスの漏れる原))
MIYACOの黒いゴムタイプは、ゴムの強度で固定するタイプなので
扱いやすく取り付けが楽であるが、これまた、縫合部が外れやすい。
外れると、癖になりすぐ外れる、これも外れた場所の前後を大きなホチキスで、固定すると外れ亡くなる、結構奥の方だとホチキスが入りにくい、どちらも組み込み口にグリスを飛ばさないように取り付ける
誤ってグリスがついたら、綺麗にパーツクリーナーで拭き取り
やり直す、日立製は、外れると取り付け側の内側部分が、ちぎれて使用できなくなります、回転中、グリスが漏れます。
こうなると、又新品交換です。
 
初めての作業の人は、日立製のタイプをお勧めします。
ミヤコ製は取り付け後に、縫合部からすぐ外れます。
バンド閉め付け時にどちらも、接合部付近をバンド閉め付け位置にすると、割れにくいです。
 
日立製も、接着剤で固定後、熱シートで温めて、完全接着しないと
縫合部が外れます、外れると、もう付きません、1回勝負です
どちらも一長一短です。
2年に1回の車検なら、分割でもいいですが、お客様に外れるリスクを説明して置かないと、クレームの対象になります。
 
安全なのはシャフト外して純正のブーツ交換が一番安全ですが
費用が掛かります。