2024/3/12

過酷な条件の持ち込みタイヤ

だいぶ持ち込みタイヤのお店が増えてきました
安く出来ていいことだと思いますが
お店にとっては、過酷な競争です。
 
まず、持ち込むタイヤは、新品でも3年落ち4年落ちは当たり前
ビートの落ち込んだタイヤから、中古のバンクしているタイヤ
様々ですが、お客様は装着して安全に走らせることが出来れば
いいことなんですが、すでに装着時から劣化しているタイヤですから
安全性は極端に落ちます。
説明しても、クレーム申請してきます。
高速走行中の内外の内面剥離によるバースト
しかし、新品装着と同じ考えでいる、お客様がほとんどです
何かあれば、取り付け店に文句言ってきます。
ここがつらい所で、きちんと説明して理解してもらいます。
ゴム製品はすべて寿命があります。
お金を安く上げたいのはわかりますが、ひずみがすべて
取り付け店に来ます。
だから持ち込みタイヤを引き受けるところが少ないのです
やってられないよと良く聞きます。
割りに合わないと言うことです。
作業前に説明して置くと比較的トラブルになりません
人も、変わった人が多く、自己主張が多く、こちらの意見は聞かない人も多く、すべての責任転化に、徹した人も多いため
やってられないと、辞めてしまうのです。
ハッキリ言って利益はほとんどありませんから、そうゆう屈辱に耐えないと、持ち込み交換は出来ません。
 
最近多い、使えないタイヤを処分するのにお金がかかるから
タイヤ取り付け店に夜に放棄する人が後を絶ちません
カメラをつけて、警察に届けても、ほとんど動きません
受理するだけ、殺人事件でなければ、ほとんど動きません
そんな事件は山ほどあり、付き合いきれないからです。
警察組織はそんなもんで、自分で対策しないと、大変です。
 
当店は、製造年月日から1年以内は保証つけますが
それ以外のタイヤと中古タイヤは保証対象外とお客様に告げています
古いタイヤ装着時のビート損傷も保証対象外
それでも、クレームは多々あります。
 
新品タイヤを売っていれば、納品業者がすべて対応してくれ
ますが、その分仕入れ価格が高いです。
ネッと価格の倍近くします。
 
こにもからくりがあって、正規仕入している店舗が、売れ残りそうになると、オークションに安く出し、お金に変えて
経費上は、廃棄処分として、浮いたお金が利益になります
それを購入した、人が私達のお店に持ってきます。
販売店から返却されたタイヤや、ビートの
いちぢるしく落ちたタイヤ、年数の経過したタイヤ等
業界で自分の首を絞めているわけです。
 
業界が、そろって持ち込みタイヤの受け入れを拒否すれば
正規のタイヤ店で、購入するはずですが
持込専用店が増えれば、そんなこと言ってられません
だから正規仕入している所は、タイヤが売れなくて困ります
タイヤの不具合はメーカー、仕入れ店、販売店で
責任持って対応します
 
持込の場合はすべてお店が、責任を持ちますから、
保険負担も大変です。
 
ディラーで整備すれば、価格は高くになりますが
綺麗な待合室で、コーヒーや飲み物が出てきます
 
持込店は、せいぜい待合室だけ
どちらの選択がいいか、本人次第ですね
持込店でやれば、3分の1で出来ます