2025/3/19

ニンジャトータル MIWA PS W刻印の作成の仕方

ニンジャトータルで
今まで作成不能だったW刻印の鍵が作成できるようになりました
まず、MIWA PSの鍵でWの刻印のある鍵が来たら、今まで作成不可能でした
 
通常の31035のカードで切ると
作成されても開きません、どうして、実はピッチが違うのです
鍵の穴ピッチが狭いのです。
 
私もやってしまいました、この鍵は横にも穴があり、31035で作成すると穴と穴の
距離が広く位置ズレます、W刻印のないものは、鍵の横には穴がありませんから
31035カードで行けますが、注意が必要です。
 
まず、新しいコードは31196です
シリンダから入りMIWA PS3axesを選び作成します、このコードは最新のデーターを
ダウンロードしないと表示されません。
 
このコードで作成すると確実に開きます。
皆さんも失敗しないように気を付けてください。
他の注意点が増えたらまた書き込みます。
 
WESTの鍵はサイド穴無しはブランクはF110ですが、F121でも代用できます。
 
JN・マルチロック作成時の注意点
どちらの鍵も読み取り時に、鍵の内部に黒く汚れがついていると、正しく鍵情報が読み取れません
電気接触でやっているので、先ずは鍵表面の汚れ取りです
パーツクリーナーで汚れを取るか、ワイヤーブラシで表面の汚れを取ってデコードします
デコードデーターと鍵のデーターを見比べて合っているか確認、足りなければ
反対側にして、もう一度デコードします、二面が一致しない場合は
バイス不良か、鍵が曲がっているのが多い
ノギスで穴を測りダイレクトに修正します、両面のデーターが同じならば正しくデコード出来てる可能性ありますが、もう一度ノギス測定確認してから(数字とアルファベットが2面とも一致していること)ドリル交換して作成に移行しますが、裏と表の情報が違う場合は、修正ダイレクト入力に移行する。
 
鍵専用ゲージメーター(ノギスに専用工具付けた物)で鍵の
削れている谷の部分を測定する、この数字から該当するA~Hの近い値を入力する
3か所測定して入力その後、真ん中の山の中央高さを、測定1~9番の寸法入力
マルチロックは鍵が柔らかく、よく少し曲がっているのが多い
目で見ても良く分からない。
ノギスで測定して正規の数字を入れて作成、必ず開閉できます。
私は、両面測定後、さらにノギスで測定して数値を確認後に作成します
マシーンは測定後に近い数字を自動で選びます山が減っていると、違う数値を選びますから、作成しても開かないことが有ります。
ブランクが高いから、安易に作成しない、デコード自体信用していない、参考程度
最終はノギス測定で数値を合わせるのが確実です。
 
JNは良くあるミス、バイス上側の固定ネジをしっかり閉めないと
JNも穴の深さをノギスで最終確認し合っていたら切削開始する
デコーデング時にガタ測定ミスが発生します、それと180度鍵を入れ替えた後で、
JNは1番の鍵の位置に右左があり1と5を間違えます。5にすると向かって右側がガイドになり、バイスを削ります、必ず右が切削、左がガイドになります
通常向かって左側が固定バイス、右側が切削面になります。
同じ1番と思うと5番の間違えがあります、間違うとドリルがガイドに当たり、
破損します、必ず、ガイドカバーが向かって左側に来るように設定しないといけません
つまり5番と1番を間違えるとバイスとドリルの両方破損します。
 
大切なドリル1本税込み5万円します、特にJN作成ドリルが一番高いです。
まず、鍵を固定したら、向かって右から、1番から5番の鍵の位置をマシーンが
指定してきます、この時必ず向かって右側が切削面で、左側がカバー面の1番しないと
駄目です。
再度、設定番号と鍵の位置が間違いないことを確認してから、次のボタンを押すこと。
上記の位置の間違いも、確認してね
変な音がしたらすぐに、四角いボタン押して停止すること、又はカバーを上げると
停止します。
この機械はカッターの交換バイスの交換指定はしますが、間違いの指示はしてくれません
作業者のカッターやバイス間違いは壊れたり、バイスを削ってしまいます、バイスも1個50万近くしますから、細心の注意が必要です。
 
ドリル1個一本3万から4万円の損害です、物によっては5万のカッターもあります
非常に高価です。
 
慎重に間違いないようにしないとやってしまいます、特にJNの場合、頻繁に角度が変わり
180度鍵を回して付け替える作業と同度に、1番の位置にする時に、番号間違えると
カバーに当たりカッターが破損します、気を付けてください。
 
私もやりました、鍵を180度回転させて止め直して、1番の位置にと指示があり
1番の水平位置に設定しても、ドリルが回り切削するところまで行きますが
ドリルが元に戻ってしまい、切削できない
2回目やっても同じで、あれ設定位置間違ったかなと思い
180度違う1番の位置(これは間違い)に設定し直したら、ドリルがガイドに当たりギーと、音が出て、停止ボタン押して、停止したので、ドリル破損は免れました。
ガイド側面が削れました。この誤動作はドリル先端に切子がついていたのが原因でした
ドリルが切削前に、バイスに少し当てて位置を出しますが、この時ほんの少しの切子が
ドリル先端や、バイス面にあると誤動作しますから、一回一回バイス面とドリルを
清掃しましょう、目では見えない切子で作動不動します、老眼だから余計に見にくい。
 
皆さんも御注意ください。
切削できない時は、切子の付着か誤動作の原因です。
(設定まちがっもドリル回転しますので注意)です、清掃してやり直すと、
切削できます、途中停止すると、切削指定場所まで空回転させないと作成できません
ここがコンピューターの不便な所です。
 
高価なドリル1本破損で鍵作成代より高価な出費になります。
 
写真から鍵作成トライ
お客様から送られた写真から鍵の作成をやってみましたが、見事に失敗
ニンジャトータルで土台の鍵を呼び出して、距離感覚で穴を指定して作成してみましたが
実際に開きませんでした、デコードし直したら、少し位置が違っていました
これでは開きません、それと穴の楕円も出来ないから、写真判定は難しいですね
 
まず何が違うかと言うと、元鍵からデコードしたものは、絵の上では丸い穴で表示されていますが、実際に切ると、横に楕円になりピストンが入りやすくなりますが、手入力は
丸い穴しか切ってくれず、穴の大きさ形状が違ってきます。
卵型になるとピンが滑りやすく成り、抜き差しが楽になります。
 
元鍵から直接デコードすると左右の穴のブレ迄デコードしますが、手入力だと、
ただの円にしか、削ってくれません、だから開かないのです。勉強になりました。
やはり元鍵からデコーデングしないと駄目ですね。
馬鹿な私です、これも勉強のうちです、沢山失敗して一流になります。