2025/4/7

点検と故障の因果関係

物が壊れると修理して使用するのは当たり前ですが
そこに潜む故障も多くあります
まず、点検後に運航中、異音がしてきて、故障に結びつく事例があります
物は修理すると、その部品が強くなり他の部品に力が逃げて関連する所が破損する
交換部品も完璧ではなく、壊れていることもあります
ボルトナットを閉め忘れから破損に至ることもあります
 
意外と多い、点検後の不良
少し心配になるかもしれませんが、良くあることです
どうすればいいか、点検後は安心感ありますが、ヒュウマンエラーもあります
車両運行者は、点検後は、点検個所からの異音や振動逸見と違うと感じたら必ず停止して
原因確認することが肝心です。
 
よくある事例
ベルト交換して、走行中ブリーが外れて異音の後バッテリーマークが点灯
車輛停止原因はブリーセンターナット閉め忘れが原因でブリーが外れ
バッテリーリーマークが点灯したもの。
 
ベルト交換時に、平ベルトの場合、全部のプーリーに正しく入れないと、
ベルトサイドがちぎれる
クランクに入っていたベルトが、一段ズレていて、ベルト側面がちぎれ、
回転中ちぎれたベルトが挟まり、ベルトが脱落、バッテリーマーク点灯、
話を聞くと2日前にベルト交換したばかり
よく見ると、側面がちぎれていて、良くある正しくベルトが入っていなかった
為に、ちぎれたベルトが挟まり外れたもの、エンジンルームからバタバタと音がしていませんでしたかと聞くと30分前ぐらいからしてました、その後こんな感じです。
原因説明して作業したところで、お願いしたらと説明、とりあえずバッテリー無料充電
して、帰ってもらい本人が再度作業工場に依頼
ベルトを交換してもらい無料でしたと御返事いただきました。
 
オイル交換で
抜いたまま入れ忘れて、エンジン焼き付きと、ATオイルの入れ忘れでミッション焼き付き
デフオイル入れ忘れてデフの焼き付き
ウソーと思うことが沢山あります、人間はミスをする動物ですから
そのタイミングに出くわした人は、たまったものではありません。
機械が壊れる前には予兆があります、異音やガタ、臭い、熱を見逃さないでください。
焼き付く前に、出力が低下してきます、ここで止まれば大事に至りません。
すぐにお車救急隊で、工場に搬送しましょう。
1日一回使用は無料です。
 
ラジエター交換した後
中国製は、新品でも特にコーナーから漏れるものがある
走行中、ロアホースは下側だから、見にくいがストッパー金具が斜めに締まっていると、ラジエターホースの先端部から水漏れ、オーバーヒート、アッパーホースは上から見えるから発見しやすいがロアーホースは見にくいから良く発生する。
ラジエター交換時予防としては、20分から30分エンジン掛けて、
漏れのチェックをする。
ジワ漏れは垂れないから一番注意ラジエターの熱で蒸発する1か月くらいでラジウター液が無くなる、でもその部分に液の乾燥した色が付くので、下から見るとすぐ分かります。
 
タイヤ交換時、再度バイクのパットセットでよく発生する
必ず、組み付け時にフリーでタイヤを回して重くないが確認する
パットの当たりが出た後でも、フリーでタイヤを回して重くないか確認する
プレーパットがガイドからパットが外れると、パットが斜めになりキュリパーで
押されるとパットが曲がり一部剥離して、金属部分が変形使用不能
それとパットがガイドから外れるとブレーキが少し利いた状態になる
パットガイド面とソケット部分側面キャリパーの当たる部分にパットグリスをつけて
並行に押し込むようにする。
 
バイクを押した時にやけに重い場合、パットが斜めになっている場合が多い
そのまま走ると熱を持ちデイスクが焼けると
利きが悪くなる。
 
デイスクが紫色になっているローターは、キャリパーの戻りが悪い場合が多いです
キャリパーのオーバホールして交換しましょう。
 
キャリパー本体取り付けネジの締め忘れによる
キャリパー本体の脱落
 
バイクの手動ブレーキ付きは、パット組み付け時に、カムの切込みとパットのイボが間に入るように、カムの停止位置を合わせること
右にカムを回しながら押し戻す
 
車のロアアームのガタによりロアアームごと外れて、走行不能にハンドル操作は可能
タイヤが、はの字になる。
 
整備士は交換したところは大丈夫と除外しますが、そこも危ない、私は何回も部品でだまされています。
 
昔ディーラでの事故
パット交換した後、車の移動で動かしたところ、キャリパーとパットの遊びを取らないで運転、ブレーキが利かず、仲間の整備士を壁と車の間に挟み死亡事故
こんな感じの発生事例です。
 
何が言いたいかとゆうと、特に点検終了時は特によく注意して乗るとゆうことです。
何かおかしかったら、すぐに点検したところに相談する。
交換部品の締め忘れ取り付けミスが多いです。
 
ヘリの事故は、点検後が多く発生していますね
自衛隊の点検後の民家墜落事故、今回の医療ヘリの事故や日航機の事故等修理点検後の
事故、車は壊れても止まるだけですが、空を飛びものは墜落ですから怖いですね。
航空整備士は、陸上の整備士より優れた人が従事していると聞いていますが、エラーはありますよね。